こんにちは。きんくまです。
先日FITCというイベントがありまして、そこに行ってきました。
>> FITC // FITC Tokyo 2011
中身は、すごいクリエイターさんたちのお話を聞くというものです。
どれも興味深くて面白かったです。
それで、なんとなく印象に残ったこととか。
■チームの紹介
今回は日本と海外のクリエイターが半々ぐらいずつ登場しました。
たまたまだったのかもしれないのですが、海外の人が自分のチームを紹介していたのが印象的でした。
日本の人は個人で黙々とやる感じかな。
これは、日本の方が匿名性を重んじるっていうせいかもしれないし、(個人情報保護とか。身近な人を写真付きで紹介するのってのは確かに抵抗あるかも)もしかしたら、そもそもああいう場で紹介するっていう文化があんまりないのかも。
でも、これは今回たまたま私がそう感じただけであって、それが他の場合に絶対にあてはまるっていうわけじゃないです。
■デモシーン
Mr.doobさんの時にデモシーンというのを紹介していました。
彼は、細かいコードのテクニックとかは一切説明してなくて、ただいくつかのデモ映像を流していました。
人によっては、面白くなかったかもしれなかったのですが、個人的には結構良かったです。
デモシーンというのは、ハードウェアとかソフトウェアとかそのプログラミングテクニックの限界に挑みつつ作品を作るものみたいです。
初めて知りました。そんで帰ってからググってみたところ、下記のページを発見。
>> Tokyo Demo Fest 2012
>> 歴史 « demoscene.jp
下のリンク先のページの歴史のところをみるとRadium Softwareさんの名前を発見!
いつの頃からか、彼のブログをずっと読んでいて、「この人すごい人だなぁ」とずーっと思っていて。まあちょっとしたファンみたいなものなんですよ。そしたら、今回そこに名前を見つけたわけですよ。
一人で、ページ見ながら興奮しちゃって、「おー、そうかこんなに前からなのか」とか言って。
過去の日記が置いてあったので、2001年(10年前!)を少し読んでみたりしてました。
プログラムのこととかが書いてあり、コードの中身はわからないのだけれど、
でも、わからないことがあるときはググって海外のドキュメント(ていうか論文?)とかを読んでいたりするという記述を見て。「なるほどー。やっぱり原本か」と思ったり。
同い年だとわかったり。面白かったです。
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発表の話に戻ります。
彼がどういう意図で映像を見せたのかわからないのですが、自分は何故だかふっきれたところがありました。
たぶん、彼の意図したものと全く違うものだと思うのですが、そう感じたのです。
何にふっきれたかといいますと、ああいう事例紹介みたいな場所に行って、毎回「やっぱり作品作らないと駄目だよなー」と思ってました。
でも、最近気がついてしまったのだけど、自分は作品作りよりも、技術だったり仕組みだったりを理解したり、できるようになったりすること、それ自体が楽しいみたいなのです。
あんまりクリエイター気質がないみたいなんです。ようするに手段の目的化ってやつです。
アドベンチャーゲームのように、情報を集めて、それを試してクリアするゲームをやっているというか。
結局のところ、生産者というよりは消費者的な立場なんだなーと自覚していたところだったんです。
他の人が用意したものをなぞる(消費する?)、みたいな。
それで、「それは駄目なもの」だと思っていたんですけど、「それでもいいんじゃないか」と思うようになったのです。
それがふっきれたところ。
こういうことを考えたのです。
世の中には、アイデアを考える人と、それを実現する人がいます。
それを同時に実行できる人をクリエイターというのかもしれないし、アイデアを考えるだけでもクリエイターかもしれません。
でも自分は実現する人の立場なわけです。0からのアイデアは正直全く思いつきません。
ただし、アイデアを実現するようにアドバイスしたり、そこから少し違ったアイデアを考えることならできるわけです。
例えば、建築士が考えた図面があったとして、それを大工さんというか職人さんたちが実際の形にしていくわけです。自分は職人さんの立場なのかなと。
職人さんにも、色々なタイプがいると思います。
腕の立つ人、そうでない人。建築士のように1から設計を起こせる人もいるかもしれません。
だったら自分は腕の立つ人を目指せばいいのかなと。
何かのきっかけで、アイデアを考えることが好きになるかもしれないのですが、
それまでは技術を磨いてみようと思ったのでした。
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