前回から少し間があいてしまいました。
プログラムで食べて行くことを決めて、分野もだいたい定まったけれど、
2年と半年をすぎる頃にいろいろと思うようになってきた。
「技術は確かに必要だけど、もっと大切なのは何を作るかなんじゃないか?」
きっかけはネット上の情報だったり、本を読んだりだったりして、次第にそう思うようになってきた。
>> http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1438427284
>> 横井軍平ゲーム館 RETURNS ─ゲームボーイを生んだ発想力
>> ゲームデザイン脳 ―桝田省治の発想とワザ―
>> 桜井政博のゲームについて思うこと
それまで、何か知らない技術があると、知ってないといけないんじゃないかと、妙に不安になって
「できるようになってないといけない」などと思ったりすることがあったのだけど、
その必要はない気がしてきた。
それには、だいぶプログラムの作法というかそういうものがわかってきていて、
仕事で知らない技術だったり、わからない技術があったとしても、
その都度きちんと調べていけば、自分のものにできる自信がついてきたこともあるのかもしれない。
とにかく、ただ技術をおっかけているだけというのは、違うんじゃないかと思うようになった。
横井さんの本には「技術に惚れるな」ということが書いてあった。
たぶん、技術にしばられてしまってアイデアが固くなってしまうことよりも、
その技術を使って全く新しい使い方を考えることの方が重要ということなんだろう。
「枯れた技術の水平思考」という横井さんの言葉。
本を読んでいて、これの例を考えたとき、
最近の例でもなくなってしまうけど、Google Mapsがそれにあたるんだと思った。
当時JavaScriptは死んだ技術だと思われていて、それをみんなが驚くはっとする使い方をしていた。
その後にAjaxだのWeb2.0だのが流行ったのはこれがきっかけだったと思っている。
それで今は、不安になって手を出すということはなくなったのだけど、こういう技術があるというのを
知っているのは大事だと思っているので、常にその手のアンテナは張っている。
3年目の後半はObjective-CやらCやらC++と格闘していた。
Flashのお仕事をしながら、全くしたことのないこれらの言語を1から勉強するのはなかなか大変だった。
同じようにしたことのなかったJavaScriptの仕事をしたときには、そう感じなかったのだけど、
こいつらは難しかった。
なんというか、Flashとおんなじことをしようとすると、2手間、3手間よけいにかかることが多い。
後半は、新しいことをやりながら、どうやって普段の仕事をまわすかというバランスを考えて
いたような気がしてる。
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